【漏水】1,671,615円 トイレ,天井,テレビ,エアコン→漏水,破損

物件データ 都道府県 東京 建物用途 住宅 内装部位 トイレ,天井,テレビ,エアコン 損害形状 漏水,破損 建物高さ 3階建て 保険会社(共済) 損害保険ジャパン 事故内容 漏水 保険金額 1,671,615円 認定率 106.2% ドローン種類 DJI MAVIC 2 ZOOM 損害箇所 【漏水】 1. 2Fトイレ給水からの水漏れ 2. トイレ給水からの水漏れ被害 3. 給排水管からの水漏れ被害 4. 給排水管からの水漏れ被害 5. 水漏れによるテレビの破損 6. 水漏れによるエアコンの破損 修理見積書 A. 漏水による改修工事 NO 工事名称 工事内容 数量 単位 単価 金額 備考 1 2Fトイレ給水からの水漏れ 基本料金 1 式 8,000 8,000 水漏れ修理 接続部品、壁タイル補修含む 1 式 25,000 25,000 2 トイレ給水からの水漏れ被害 3 給排水管からの水漏れ被害 4 給排水管からの水漏れ被害 (№2~4共通工事) 天井・下地 撤去・交換 6m×4m程度施工 24 ㎡ 1,800 43,200 天井下地新設 野縁・断熱材等 1 式 30,000 30,000 天井材新設 化粧ボード 24 ㎡ 6,500 156,000 壁クリーニング 12m×2.5m程度 30 ㎡ 950 28,500 照明器具撤去・交換 LED蛍光灯器具2灯用 1 式 15,000 15,000 電気工事 1 式 20,000 20,000 内部足場(移動式) 2連1段(手すり等含む) 1 式 25,000 25,000 荷物運び出し 1 式 40,000 40,000 床材撤去・交換 6.2m×4m程度施工 24.8 ㎡ 3,000 74,400 下地シート新設 6.2m×4m 24.8 ㎡ 1,200 29,760 ベースパネル新設(床材用) パーティクルボード1820㎜×300㎜ 56 枚 4,800 268,800 パネルマット新設 同様品450㎜×450㎜ 126 枚 1,800 226,800 5 水漏れによるテレビの破損 テレビ新設 日立プラズマ55型同等品 1 式 120,000 120,000 6 水漏れによるエアコンの破損 エアコン撤去・交換 手間・技術料 1 式 25,000 25,000 エアコン撤去・交換 東芝エアコン同等品 1 式 80,000 80,000 上記共通資材運搬費 清掃含む・2tトラック 1 式 30,000 30,000 上記廃材処分費 2tトラック 1 式 55,000 55,000 上記養生・諸経費 上記項目の10% 130,046 損害調査費用 工事費の10% 143,051 小計 ¥1,573,557 保険会社からの支払い通知書

【外部衝突】1,041,605円 屋根→凹み

物件データ 都道府県 東京 建物用途 アパート 外装部位 屋根 損害形状 凹み 建物高さ 2階建て 保険会社(共済) 損害保険ジャパン 事故内容 外部衝突 保険金額 1,041,605円 ドローン種類 DJI MAVIC 2 ZOOM 損害箇所 【外部衝突】 1. 屋根の凹み 修理見積書 A. 外部衝突による改修工事 NO 工事名称 工事内容 数量 単位 単価 金額 備考 1 屋根の凹み 一部屋根の撤去・交換 瓦調ガルバリウム鋼板 材工 1 式 30,000 30,000 上記仮設足場(2面) 単管ステージ等(21m×6m) 126 ㎡ 1,800 226,800 上記共通資材運搬費(足場・廃材費含む) 清掃含む・2tトラック 1 式 70,000 70,000 上記養生・諸経費 上記項目の10% 32,680 損害調査費用 工事費の10% 35,948 小計 ¥395,428 保険会社からの支払い通知書

【外部衝突】1,072,670円 シャッター脇板金→変形

物件データ 都道府県 茨城 建物用途 住宅 外装部位 シャッター,脇板金 損害形状 変形 建物高さ 2階建て 保険会社(共済) 三井住友海上火災 事故内容 外部衝突 保険金額 1,072,670円 ドローン種類 DJI MAVIC 2 ZOOM 損害箇所 【外部衝突】 1. シャッター脇板金の変形 修理見積書 A. 外部衝突による改修工事 NO 工事名称 工事内容 数量 単位 単価 金額 備考 1 シャッター脇板金変形               シャッター撤去・付け直し ガイドレール交換 施工 1 式 50,000 50,000     ガイドレール新設 メーカー取り寄せ同様品 1 式 32,000 32,000     外壁取り合い   1 式 23,000 23,000     脚立足場 移動式損料 1 式 8,000 8,000     上記共通資材運搬費 清掃含む・2tトラック 1 式 30,000 30,000     上記廃材処分費 2tトラック 1 式 8,000 8,000     上記養生・諸経費 上記項目の10%       15,100     損害調査費用 工事費の10%       16,610   小計           ¥182,710   保険会社からの支払い通知書

【外部衝突】931,672円 シャッター,シャッター庇屋根,外壁→変形

物件データ 都道府県 栃木 建物用途 店舗 外装部位 シャッター,シャッター庇屋根,外壁 損害形状 変形 建物高さ 2階建て 保険会社(共済) 北関越損害部火災 事故内容 外部衝突 保険金額 931,672円 認定率 124.5% ドローン種類 DJI MAVIC 2 ZOOM 損害箇所 【外部衝突】 1. シャッターの変形① 2. シャッター庇屋根の変形 3. 外壁の変形① 4. シャッターの変形② 5. 外壁の変形② 6. 外壁の変形③ 7. 外壁の変形④ 8. 外壁の変形⑤ 修理見積書 A. 外部衝突による改修工事 NO 工事名称 工事内容 数量 単位 単価 金額 備考 1 シャッターの変形① 水切り 4 シャッターの変形② スラット及び水切り (№1、4共通工事) 変形部の撤去 1 式 30,000 30,000 スラット 文化シャッター類似品 1 式 150,000 150,000 水切り 文化シャッター類似品 2 式 30,000 60,000 上記仮設足場 単管ステージ等(4m×3m) 12 ㎡ 1,800 21,600 2 シャッター庇屋根の変形 3m×1m 変形部の撤去 3㎡程度 1 人 15,000 15,000 屋根葺き直し 新設 折板類似品 3 ㎡ 5,500 16,500 上記仮設足場 単管ステージ等(3m×3m) 9 ㎡ 1,800 16,200 3 外壁の変形① 補修 8 外壁の変形⑤ 補修 1 式 50,000 50,000 (№3、8共通工事) 凹み補修 リペアツール 1 式 50,000 50,000 5 外壁の変形② 2m×3m 6 外壁の変形③ №5含む 7 外壁の変形④ 1m×2m (№5~7共通工事) 外壁撤去 破損部撤去 8 ㎡ 2,000 16,000 外壁パネル 類似品 耐火性能材工 8 ㎡ 7,000 56,000 未施工部分仕舞 1 式 15,000 15,000 上記仮設足場 単管ステージ等(6m×3m) 18 ㎡ 1,800 32,400 上記共通資材運搬費(足場含む) 清掃含む・2tトラック 1 式 60,000 60,000 上記廃材処分費 2tトラック 1 式 30,000 30,000 上記養生・諸経費 上記項目の10% 61,870 損害調査費用 工事費の10% 68,057 小計 ¥748,627 保険会社からの支払い通知書

【外部衝突】844,010円 屋根,下屋,外壁,竪樋,シャッター,シャッターカバー, 窓,窓枠,シャッター枠,シャッター脇板金→破損,変形,割れ

物件データ 都道府県 埼玉 建物用途 工場 外装部位 屋根,下屋,外壁,竪樋,シャッター,シャッターカバー, 窓,窓枠,シャッター枠,シャッター脇板金 損害形状 破損,変形,割れ 建物高さ 1階建て 保険会社(共済) 三井住友海上火災 事故内容 外部衝突 保険金額 844,010円 認定率 80.9% ドローン種類 DJI MAVIC 2 ZOOM 損害箇所 【外部衝突】 1. 屋根の破損 2. 下屋側面の変形 3. 外壁の破損① 4. 竪樋の破損 5. 外壁の変形① 6. シャッターカバーの変形 7. シャッターの破損 8. 外壁の破損② 9. 窓の割れ① 10. 外壁の変形② 11. 外壁の変形③ 12. 外壁の変形④ 13. 外壁の変形⑤ 14. 外壁の変形⑥ 15. 外壁の変形⑦ 16. 外壁の変形⑧ 17. 外壁の破損③ 18. 窓枠変形 19. 外壁の変形⑨ 20. シャッター脇板金変形 21. シャッター枠変形① 22. 外壁の変形⑩ 23. 外壁の変形⑪ 24. 外壁の変形⑫ 25. 外壁の変形⑬ 26. シャッターの変形 27. 外壁の変形⑭ 28. 外壁の変形⑮ 29. 窓の割れ② 修理見積書 A. 外部衝突による改修工事 NO 工事名称 工事内容 数量 単位 単価 金額 備考 1 屋根の破損 仮設足場【2】 折半屋根変形部の撤去・交換 910㎜×3620㎜ GL鋼材工1枚 1 式 35,000 35,000 2 下屋側面の変形 仮設足場【1】 凹み補修 リペアツール 1 式 50,000 50,000 上記塗装 近似色3回塗り 1 式 30,000 30,000 3 外壁の破損① 1000㎜×500㎜程度 波板 0.5 ㎡ 5 外壁の変形① 1000㎜×1000㎜程度 波板 1 ㎡ 8 外壁の破損② 1000㎜×500㎜程度 白 0.5 ㎡ 仮設足場【1】 10 外壁の変形② 2000㎜×1000㎜程度 白 2 ㎡ 11 外壁の変形③ 3000㎜程度 出隅 1.5 ㎡ 仮設足場【1】 12 外壁の変形④ 1000㎜×2000㎜程度 白 2 ㎡ 仮設足場【3】 13 外壁の変形⑤ 1000㎜×2000㎜程度 白 2 ㎡ 仮設足場【3】 14 外壁の変形⑥ 3000㎜程度 出隅 1.5 ㎡ 仮設足場【3】 15 外壁の変形⑦ 3000㎜×500㎜程度 白 1.5 ㎡ 仮設足場【3】 16 外壁の変形⑧ 3000㎜×500㎜程度 白 1.5 ㎡ 仮設足場【3】 17 外壁の破損③ 1000㎜×500㎜程度 波板 0.5 ㎡ 仮設足場【3】 19 外壁の変形⑨ 3000㎜×500㎜程度 白 1.5 ㎡ 仮設足場【3】 22 外壁の変形⑩ 2000㎜×2000㎜程度 波青 4 ㎡ 仮設足場【4】 23 外壁の変形⑪ 2000㎜×3000㎜程度 波青 6 ㎡ 仮設足場【4】 24 外壁の変形⑫ №23含む 仮設足場【4】 25 外壁の変形⑬ №23含む 仮設足場【4】 27 外壁の変形⑭ 2000㎜×1000㎜程度 白 2 仮設足場【5】 28 外壁の変形⑮ №27含む 仮設足場【5】 (№3、5、8、10~17、19、22~25、27、28共通工事) 破損・変形部の撤去・交換 28㎡程度 2 人 12,000 24,000 波板 新設 類似品 2㎡ 2 ㎡ 3,500 7,000 外壁パネル・出隅 新設 カラーGL 白 t=0.4mm 16㎡ 16 ㎡ 6,000 96,000 波板 新設 カラーGL 波板青 10 ㎡ 4,000 40,000 小計① ¥282,000 次ページに続く NO 工事名称 工事内容 数量 単位 単価 金額 備考 4 竪樋の破損 仮設足場【1】 軒樋撤去 丸塩ビ 既存撤去 1 人 12,000 12,000 竪樋 交換 3 m 4,200 12,600 6 シャッターカバーの変形 1000㎜×500㎜ 仮設足場【1】 20 シャッター脇板金変形 3000㎜×500㎜ 仮設足場【3】 21 シャッター枠変形① 2000㎜×500㎜ 仮設足場【3】 (№6、20、21共通工事) 変形部板金の撤去・交換 3㎡程度 1 式 45,000 45,000 7 シャッターの破損 3000㎜ 仮設足場【1】 26 シャッターの変形 3000㎜ 1 式 35,000 35,000 仮設足場【5】 (№7、26共通工事) シャッター水切り部分の交換 撤去・交換 2 本 30,000 60,000 9 窓の割れ①② 2枚 仮設足場【1】 29 (№9、29共通工事) ガラス撤去・新設 窓枠既存使用・ガラス交換 2 式 12,000 24,000 18 窓枠変形 窓枠水切り撤去 1820mm程度 1 式 8,000 8,000 窓枠水切り新設 1820mm t=2mm アルミ製 材工 1 式 25,000 25,000  【1】上記仮設足場(2面) 単管ステージ等(8m×3m) 24 ㎡ 1,800 43,200  【2】上記仮設足場(3面) 単管ステージ等(8.5m×3m) 25.5 ㎡ 1,800 45,900  【3】上記仮設足場(2面) 単管ステージ等(21.5m×3m) 64.5 ㎡ 1,800 116,100  【4】上記仮設足場 単管ステージ等(4m×3m) 12 ㎡ 1,800 21,600  【5】上記仮設足場 単管ステージ等(4m×3m) 12 ㎡ 1,800 21,600 上記廃材処分費 2tトラック 1 式 80,000 80,000 上記共通資材運搬費 清掃含む・2tトラック 1 式 30,000 30,000 上記養生・諸経費 上記項目の10% 86,200 損害確定費用 工事費の10% 94,820 小計② ¥761,020 合計(小計①+②) ¥1,043,020 保険会社からの支払い通知書

【雪災】1,290,809円 雨樋→変形,勾配不良

物件データ 都道府県 埼玉 建物用途 アパート 外装部位 雨樋 損害形状 変形,勾配不良 建物高さ 2階建て 保険会社(共済) 東京海上日動火災 事故内容 雪災 保険金額 1,290,809円 認定率 121% ドローン種類 DJI MAVIC 2 ZOOM 損害箇所 【雪災】 1. 雨樋の変形・勾配不良 2. 雨樋の変形・勾配不良 修理見積書 A. 雪災による改修工事 NO 工事名称 工事内容 数量 単位 単価 金額 備考 1 雨樋変形・勾配不良 21.5m           2 雨樋変形・勾配不良 21.5m             (№1、2共通工事)               撤去・交換   2 人 15,000 30,000     新設 軒樋 丸塩ビ75mm 43 m 3,600 154,800     新設 鼻隠し金具   47 箇所 800 37,600     上記仮設足場(2面) 49.6m×5.5m 272.8 ㎡ 1,500 409,200     昇降設備   4 箇所 7,500 30,000     飛散防止メッシュシート養生   272.8 ㎡ 250 68,200     足場運搬費   272.8 ㎡ 300 81,840     上記共通資材運搬費 清掃含む・2tトラック 1 式 30,000 30,000     上記廃材処分費 2tトラック 1 式 40,000 40,000     上記養生・諸経費 上記項目の10%       88,164     損害調査費用 工事費の10%       96,980   小計           ¥1,066,784   保険会社からの支払い通知書

【雪災】2,297,928円 庇→変形,傾き

物件データ 都道府県 福島 建物用途 アパート 外装部位 庇 損害形状 変形,傾き 建物高さ 2階建て 保険会社(共済) 楽天損保 事故内容 雪災 保険金額 2,297,928円 ドローン種類 DJI MAVIC 2 ZOOM 損害箇所 【雪災】 1. 庇の変形 2. 庇の傾き 修理見積書 A. 雪災による改修工事 NO 工事名称 工事内容 数量 単位 単価 金額 備考 1 庇の変形               庇屋根の撤去・交換 トタン波板1.5m×0.6m程度材工 1 式 25,000 25,000     上記仮設足場 単管ステージ等(3m×1m) 3 ㎡ 1,800 5,400   2 庇の傾き 2m×0.6m程度             庇屋根撤去 鉄板屋根撤去手間 2 人 10,000 20,000     野地補強 外壁部分取合補強 1 式 50,000 50,000     庇屋根交換 GL鋼2㎡程度 1 式 12,000 12,000     上記仮設足場 単管ステージ等(3m×1.5m) 4.5 ㎡ 1,800 8,100     上記共通資材運搬費(足場含む) 清掃含む・2tトラック 1 式 60,000 60,000     上記廃材処分費 2tトラック 1 式 30,000 30,000     上記養生・諸経費 上記項目の10%       21,050     損害調査費用 工事費の10%       23,155   小計           ¥254,705   保険会社からの支払い通知書

火災保険の免責はつけるべきか?

 火災保険における「免責」は意味が複数あり、調べるほど混乱しやすい部分です。免責の1つである「免責金額」は設定することで保険料を抑えられるというメリットがあります。しかし、実際に保険金の支払いがされた時は、つけるのをやめればよかったと後悔することもしばしばです。 「火災保険の免責って何?」「どんな得があるの?」 という疑問を持っている方に向けて、詳しく解説いたします。 【火災保険で知っておきたい「免責」の基本情報 ◆火災保険の免責には「2つの意味」がある 火災保険における「免責」には2種類あり、混乱しがちです。まずはその違いを知っておきましょう。 ・免責金額:契約時に設定する金額で、免責金額を下回る場合は補償されない ・免責事由:故意に事故を起こした場合など、「こういうケースは補償しません」という意味 今回は、「免責金額」について詳しく解説していきます。 ◆免責金額は保険会社によって違う 免責金額は5万円~10万円に設定する人が多いですが、保険会社によって金額は異なります。 そのため、「免責金額は8万円にしたいな」と思っても、5万円・10万円と区切られている場合は、 細かい希望金額に設定できないこともあります。 ◆免責金額は「支払えそうな額」に設定するべき 後ほど詳しくご紹介しますが、火災保険加入時に免責金額を高く設定すれば、その分月々の保険料は抑えられます。 だからといって免責金額を高額にすると、免責金額を下回る場合はいっさい補償されません。 つまり、毎月火災保険料を支払っていても、すべて自分で支払わなければいけません。 【火災保険では免責なしにするとどうなるのか?】 ◆免責なしは保険料が上がる 火災保険では、免責金額を設定せず「免責なし」にもできます。 免責なしの場合、たとえば2万円など少額のケースでも全額補償されるので、万が一の時に「お得感」があります。 しかし、その分月々に支払う保険料は高くなります。 ◆免責を設定すると保険料と「お得感」が下がる 免責金額を高く設定していると、免責金額を下回ってしまった場合は保険金が下りません。 免責金額を設定すると少額の補償請求処理を行う手間が省けるので、その分保険会社は保険料を割安にしてくれているのです。 「月々の保険料が下がる!」というお得感がある分、実際に火事や事故があった場合はお得感が少なくなるでしょう。 ◆免責金額を設定した際の補償例 火災保険の具体的な補償例として、免責金額を「10万円」と設定した場合のケースを見てみましょう。 <例>窓ガラスが割れて、修理代金が「15万円」となった場合 ・免責金額なしの場合→15万円分が「全額補償」される ・免責金額ありの場合→免責金額で設定した10万円を差し引いた、「5万円分のみ」補償される このように、火災保険で免責金額を設定した場合は、「免責金額を超えた分のみ」が補償されるのです。 【火災保険の免責方法は2つある】 ◆フランチャイズ方式 ちょっと細かい話になりますが、火災保険の免責方法については2種類あります。 1つ目は「フランチャイズ方式」といって、昔の火災保険で一般的な免責方法でした。今では「金融自由化」といって金融会社が免責金額を設定できますが、ひと昔前はどの会社も一律で 「20万円」と決まっていました。 そのため「20万円フランチャイズ方式」などと呼ばれ、どの保険会社でも損害額が20万円でした。現在長期で火災保険に加入している場合は、フランチャイズ方式になっている商品もあります。 フランチャイズ方式の場合、免責金額が「20万円」を超えたらその時点ですべてが補償されます。 すこしややこしいので、具体例でご紹介します。 <ケース①>窓ガラスが割れて修理費が「15万円」になった場合 →免責金額である20万円を下回るので、補償はされません。 <ケース②>窓ガラスが割れて修理費が「25万円」になった場合 →免責金額である20万円を超えるので、全額の「25万円」が補償される。 ◆エクセス方式(免責方式) フランチャイズ方式が緩和されたのが、「エクセス方式(免責方式)」です。 フランチャイズ方式のように免責金額に決まりはなく、3万円や5万円など自由に設定できます。 つまり、火災保険加入時に免責金額を選べる商品は、エクセス方式と考えて大丈夫です。 ここ数年の間に火災保険を更新した人や新たに加入した人は、ほとんどがエクセス方式となっています。 エクセス方式の場合の補償形式は、「免責金額を設定した際の補償例」の章でご紹介したケースと同じとなります。 ◆加入する火災保険をよく確認しよう 火災保険加入時に免責金額はしっかり説明されるものの、免責方式の違いについては説明がないケースもあります。 説明がなかった場合は自分から質問して、きちんと確認しておきましょう。 【まとめ】 火災保険の免責金額は、月々の保険料が安くなります。 だからといって免責金額を上げると、少額の補償がされないためにお得感が減ってしまいます。 しっかり保険料のシミュレーションを行い、もしもの時に後悔しないように選択しておきたいですね。

水漏れ事故と火災保険【保存版】

修理費用が高くつくことが多い、水漏れトラブル。 集合住宅の場合、近隣の住民に迷惑をかけてしまうことも多い、厄介な事故です。しかし、火災保険に加入している場合、水漏れ事故による損失を軽減できる可能性があります。 水漏れトラブルに悩んでいる方は、ぜひ本記事を読んで、加入している火災保険を確認してみてください。 【火災保険で対応できる水漏れ事故】 水漏れ部分の被害に留まらず、漏れた水によって家具や設備を故障・破損させてしまう可能性がある水漏れ事故。 本項では、火災保険がカバーする水漏れについて解説していきます。 ◆水漏れ自体の修理費用は補償対象外 火災保険は、水漏れ修理自体には適用されません。 しかし、水漏れによる家具や家の被害については、補償対象となります。 たとえば、トイレが水漏れして、壁や床が被害を被った場合は火災保険で補償を受けることができます。 ◆水漏れ調査は火災保険の補償対象 マンションなどに住んでいる場合、水漏れが下階の人にまで広がってしまうことがあります。 このような場合、トラブル回避のためにも、どこが水漏れの原因となったのかを調べる必要が出てきます。 この際にかかる、水漏れ調査費用は火災保険の補償対象内となります。 【水トラブルの違いと補償】 一言に「水漏れによるトラブル」と言っても、生活していく中で起こる水トラブルは複数考えられます。 本項では、2種類の水漏れ事故の扱いと火災保険の補償対象について説明していきます。 ◆排水管の破損による水トラブル 排水管が破損した場合の水トラブルは、火災保険でカバーすることができます。 具体的には、排水管が破裂して室内が水浸しになった場合や、上層階に住む住民の部屋の排水管が破損し、 自室の天井が濡れた場合などが考えられます。 ただし、排水管が壊れた場合を想定とした補償なので、水道の蛇口の閉め忘れなどによる被害は補償対象外となります。 ◆自然災害による水トラブル 一方で、自然災害による水トラブルには、火災保険の風災補償が適用されます。いわゆる雨漏りになります。 風災補償では、例えば激しい暴風雨によって外壁にヒビが入りそこから水が侵入した場合や、台風によって破損された瓦部分から水が染み込んでトラブルを起こした場合などに補償を受けることができます。 【加入している火災保険の内容を再度確認しよう】 ほとんどの人が加入している火災保険ですが、その内容や期限について今一度確認しておくことはとても大切です。 本項では、火災保険に加入する前に確認するべき点についてご紹介します。 ◆補償内容について 当然ながら、加入している火災保険によって補償内容は異なります。 トラブルが起こった時に素早く対応できるよう、水漏れ事故に関する補償があるのかどうかを調べておきましょう。 ◆マンションなどの集合住宅の場合 自分自身で火災保険に加入していなくても、マンションなどの集合住宅に住んでいる場合は、 マンションが火災保険に加入しているケースがあります。 水漏れトラブルが発生した場合は、まずは管理会社に連絡を取り、指示を仰ぐようにするのが得策です。 ただし、自分の住居が水漏れの原因となり他の住民に被害を与えた場合、賠償しなければならないケースも考えられます。 トラブルを避けるためにも、自分や建物の保険を確認し、 必要な時にすぐに補償が受けられるよう手配しておくことが重要です。 ◆時価と新価に注意 水漏れが原因で使えなくなってしまった家電製品や内装が補償の範囲内であるということは、上記で述べた通りです。 被害が出てしまっても補償金が出るから実質上の損失はないと思いがちですが、この点には注意が必要です。保険の内容によっては、新品を購入するのと同等の補償金は下りず、商品の購入価格から経年劣化分を差し引いた金額しか支払われない可能性があります。 商品の購入価格から経年劣化分を差し引いた補償額は「時価」と呼ばれ、経年劣化に関わらず再購入が必要となったものと同等の金額が支払われる補償は「新価」と呼ばれます。 保険に加入する際には、時価と新価どちらが適用となるのかを確認するようにしましょう。 【まとめ】 水漏れ事故は、頻繁に起こるわけではないものの、 起こってしまうと費用がかさみ日常生活に支障をきたす可能性がある厄介なトラブルです。 万が一のときに備え、火災保険の内容を見直し、 事故があった場合に迅速かつ適切な対応ができるように備えておくようにしましょう。

マンションにおける火災保険活用事例

 火災保険とは火災や落雷、水害、風害などが原因で、建物や家財に損害が生じた場合に補償される保険です。  戸建てで火災保険に加入している人もいますが、マンションに住んでいて火災保険に加入している人も多いのではないでしょうか。 マンションは集合住宅として設計されていますから、自ずと戸建てと構造が変わってきます。構造が変わると火災保険の適用のされ方も変わります。 マンションに住んでいて、火災保険を検討している人であれば、 どのような事例があるか知っておく必要があるでしょう。 【マンションの火災保険について】 ◆マンションにおける火災保険の概要 マンションに住んでいる人であれば、火災保険には特に注意をしておきたいものです。他のマンション住人の部屋が失火して、自身が大金で購入した分譲マンションが焼失してしまったとしても、「失火責任法」という法律により、軽過失であれば火元の住人は責任を問われないのです。 そのため、マンションに住む人であれば火災保険によって自分の資産を保護しておく必要があるでしょう。 ◇戸建てとの違い 戸建てとの最大の違いは、マンションは専有部分のみの補償となりますから、戸建てよりも値段は安くなります。 また、集合住宅であるマンションは通常の戸建てよりも、水災、風災への耐性は強いと言えますから、補償から外してしまうという選択肢を取ることも可能です。 ◇共用部分と専有部分について考える 専有部分の火災保険は自分自身で個別に加入することになります。共用部分の火災保険はマンション管理組合で加入することになります。 共用部分の保険料は「管理費」という名目でマンション管理組合に支払うことになりますから、マンションに住んでいる人は専有部分の火災保険料と共用部分の火災保険料の両方を支払っているとも言えるのです。 ◇必要な補償について(火災、水漏れ、盗難、個人賠償責任保険) マンションにおいては、火災、水漏れ、盗難、個人賠償責任保険の補償について検討しておく必要があるでしょう。 火災補償は火災以外にも、落雷、爆発、破裂なども補償されます。 また、マンションで注意したいのは、水漏れです。共用部分である給排水設備からの水漏れにより、 居住者の居室内で生じた水濡れ事故が生じることがあるからです。 盗難は、それを原因として発生した、破損、家財の被害を補償します。 個人賠償責任保険は、マンションにおいて、自分が原因で火災や漏水が発生した場合に相手への損害を補償します。 注意点は火災や漏水において、自分自身に重過失があれば補償の対象外となる可能性があることでしょう。 重過失の具体例としては、てんぷらを揚げていたにも関わらず、その場から立ち去り、油に引火して火災が発生した というケースが挙げられます。 【マンションの火災保険の事例(財産編)】 ◆マンションの財産に関する補償の適用例 ここでは実際の補償例について紹介します。 ◇マンションから出火し、放水で共用部分に水濡れが発生 上階が出火してしまい、放水によって火を消し止めたことにより、下階の部屋で水漏れやが発生した場合は、 「水漏れ」の保険金が支払われます。 また、これらの出火に上階の方の重過失があれば、個別に賠償請求することも可能であると考えられます。 ◇落雷や異常気象で共用部分の設備に損害が発生 マンションにおいては、共用部分の設備はエレベーター、インターホン、火災受信機、受水槽、機械式立体駐車場など 多岐に渡ります。 そして、落雷の事故が起きた場合は、これらの設備に不具合はしばしば生じることとなりますが、 これらについての落雷を原因とした損害も火災保険で補償を受けることができます。 ◇台風による被害でマンションのエントランスが破損 風害でエントランス、マンションの屋根・アルミ製フェンスなどが破損した場合もこれらは火災保険の補償の 対象範囲となります。 特に台風の発生しやすい地域のマンションであれば必須で風災補償をつけておくべきと言えます。 【マンションの火災保険の事例(賠償責任編)】 ◆他人に損害を与えた時の適用例 最後は個人で他人に損害を与えてしまった場合の事例を紹介します。 ◇共用部分から専有部分への被害 最上階の共用部分の給水管パイプが漏水し、専有部分の家財に損害が発生したような事例も補償対象となります。 こういった水漏れは専有部分同士の場合も考えられます。 その場合は個人賠償責任保険に加入していることで救済を受けることができます。 実際にバスルームや洗面台からの漏水、トレイ排水管が破損しての汚損、断水中に蛇口を開いたまま 長期で外出してしまい、断水解除に気が付かず漏水など、階下に、甚大な被害を与えてしまう事例も多くあります。 このような事態に備えるためにも個人賠償責任保険には加入しておくべきと言えるでしょう。 【まとめ】 マンションの場合は戸建てと異なり、集合住宅であるという性質上自分で起こした事故やトラブルが 周囲の人に損害を与える可能性があります。 また、エレベーター、バルコニー、エントランスなどマンション住人の共用部分に関する補償についても 管理組合全体で検討しておく必要があると言えるでしょう。